僕がやりたいこと、僕にできそうなこと【その1】
早いものでネパールに来て、2ヶ月が経ちました。
そして任地に来て、2週間が経ちました。
毎日机に座って日々感じたことを、まとめては聞き、まとめては聞き、みたいな感じでやっております。
んでこんなことをしようかな、したいな、するならこんなことかなと言うことがぼんやりとではありますが、なんとなく決まってきた気がするので今日はそのことについて書きたいと思います。
こんな感じ。
それはさておき、まず私の任地であるタンセンは、丘の途中にある街で、それほど大きい街ではありません。
ですが、水源から得られる水が慢性的に不足しており、家には5日に1日程度しか水が来ないような状況です。
ですが、その貴重な水が毎日どのくらい配水されていて、その配った水のうち、どのくらいが各家庭の水道メーターを通っているのかが全く管理されていません。
というのも、配水池から出る配管にメーター(流量計)がないので、どれくらい配っているのかわかりません。
また、僕が今所属している部署では、新しいパイプの布設や水を配るための業務を行っており、新しく布設を行ったパイプは供用開始後、その地域住民で作るコミティに引き渡されそのコミティで維持管理を行っています。そこで使用した水道料金の徴収を行い、その料金で運営を行なっているそうです。
ですが住民の中には、水道メーターの前に配管を新たに布設し、メーターが回らないようにしている住民もいるようです。(いわゆる盗水です)
なので、維持管理・運営を行なっていくために得られるはずの料金が得られなったりしているとのことでした。
無収水(Non RevenueWater)というものがあって、基本的に漏水や盗水で収入にならない水のことを言います。そしてその無収水率が低く、有収水率が高い方が水道事業が健全であると判断するための指標となります。
その無収水率が日本では、日本ではだいたい10%程度となっているのですが、職場でどのくらいか聞いたところ、”だいたい30%”と言っていました。
でも僕はそれを聞いて、配水池から出る配管にメーターもついてないのに、どうやってわかったんかって言ってつっこんでやろうかと思ったんですが、まだ職場にきて2週間も経っていない時だったので、やめときました。笑
日本の様に、パイプの布設〜維持管理〜料金徴収といった感じで、一元的にすべてを同じところで管理をして、その徴収した料金で運営を行なっていくという考えがあれば、少し違うのになと感じました。
”水がなくて困っているんだ” とはいうけれど、水量の管理は行なっていない。
またコミティも運営を行うにあたり予算がないのではないかと感じたため、そこの部分の改善をできたらと。
てなことでとりあえずは、無収水率を減らして、有収水率を上げるための活動を行おうと思っております。
また地域住民で作るコミティが、どのような方法で漏水が起きた際に修理を行なっているかもわからないので、改善できる点があれば一緒に作業をしながら、色々と僕が持っている情報であったりを共有したり、修理の方法を指導したいなと思っています。
これは、コミティの方が漏水修理のために掘った穴です。
こうなって、今日で3日目くらいです。もちろん車は通れません。
そして、通れないよってのを知らせる何かもありません。
これ日本でやっちゃったら大変なやつですね…笑
他にも今考えていることがいくつかあるので、それについてもおいおいお話ししたいと思います。
僕は、協力隊に受かってからPCをMACに買い換えたんですが、自分のしようとしている活動で使おうとしているソフトがWindows向けにしかリリースされていなかったりで、Windowsを買おうかと早くも本気で悩んでいます…
今日はこの辺で。
Chao!!